(夜と)SAMPO、「好き」を信じた社会人バンドの美学とポップス『はだかの世界』を語る――「僕らだから歌えることがきっとある」
吉野エクスプロージョン(Gt/ex.ハンブレッダーズ)、加藤秋人(Ba)を中心に、いくみ(Vo/ex.加速するラブズ)、寺岡純二(Dr/ex.フィッシュライフ)、清水昂太朗(Key/irummi)と2019年に結成。2021年2月に開催された関西最大級の音楽コンテスト『eo Music Try 20/21』でグランプリを獲得以降、破竹の勢いで突き進む5人組ポップバンド、(夜と)SAMPOが2ndミニアルバム『はだかの世界』を2022年2月2日(水)にリリースした。メンバー全員が会社員でありながら音楽活動を続ける「社会人バンド」である彼らの、ヒットポテンシャル溢れるグッドメロディの数々には、大いに期待せずにはいられない。だが、順風満帆に見えた活動の裏では、挫折や葛藤にまみれて苦悩する1年が並走。そんな中で必死に取り戻した音楽への純度は、新作にみずみずしい躍動感ときらめきを与えている。「日常にこそ、ファンタジーがある。散歩のように無目的な行為にこそ気付きが、本質が潜んでいる」という思いが込められたバンド名は、リスナーやオーディエンスと変わらぬ日々を送りながら、「好き」を追い求める5人にこそ歌える世界があると告げている。一緒に行こう、(夜と)SAMPOと。この予感が確信に変わるその日まで――。